2019年3月11日に投稿した記事になります。

適正露出?アンダー?ハイキー?いったいどれが画質が良いのか

前置きをしておくと

適正露出とは撮影段階でアンダーでもなく、ハイキーでも無い、カメラ内の露出計(カメラの露出計が正常に判定出来る場所で)でプラスマイナス0の状態で、アンダーはそれ以下、ハイキーはそれ以上に分類されます。

一般的に古いカメラやセンサーサイズの小さいカメラはハイキーで撮影した白飛び部分は復元が出来ない(色をもとにもどすことが出来ない)のでアンダーで撮ることが昔は多かったのですが、今のカメラであればプラマイ0の状態で撮影していれば白飛びはなかなかおきません。(古いカメラやセンサーサイズの小さいカメラだとプラマイ0で撮影してハイライトの部分が既に色の復元が出来ない場合が多い為)

自分の撮影環境で検証

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自分はA7R3、或いはA7M2を普段使いますが、これらの場合一般的に細かい描写が要求されるようなハイライトとシャドウが複雑にいりまじっているようなものでない限り、そもそも白飛びも黒つぶれも気にしないでも、適正露出で撮影していれば現像段階での復元処理は可能です。

但し自分の持っている1型センサーの初代RX10などはカメラの露出系の適正露出でハイライトの多い場所を撮影すると、白飛びが強く入り正しい色の復元が難しくなってしまう事が多いのです。(正確には露出の上げ下げをしても正しく反応しない)
※下記はRX10で露出0で撮影した画像ですが空部分の復元はこの状態で出来なくなっています
なので、ハイライト部分に対して色をつけることで誤魔化すような処理をしています。

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画質面ではどうすべきか?

昔のカメラと違い、今のフルサイズセンサーであればダイナミックレンジの幅も広い為、アンダーで撮っても、プラマイ0で撮っても、多少のハイキーでも、適正露出にし、黒つぶれ、白飛びを回復することは可能なのですが、実は画質面にこだわった場合アンダーで撮ったほうがいい場合もあります。
但しCaptureOneのユニフォームライトを使った場合のみの検証で、一般的Lightroomなどでのシャドウメーターで調整すると多少画質が劣化するのは明白なので、その検証は行っておりません。

実際に画質がどのようにかわるかを見てみましょう、以下は適正露出(露出計でなく、個人的な肉眼での適正)で撮った写真とアンダーで撮った写真をユニフォームライトで適正露出まで持ち上げたものになります。

適正露出※クリックで拡大画像

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アンダー撮影後~ユニフォームライト※クリックで拡大画像

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両方の画像を見比べて見ると木の枝の重なりや葉っぱが連なる部分に差し込むシャドウとハイライトの切り替わりがユニフォームライトを使った場合の方がシャドウトーン、ミッドトーン、ハイライトトーンがキレイに出ているのがわかります。

どうしても細かい描写がある場合は適正露出で撮影した時よりもアンダーで撮影した時の方がキレイに仕上げれます。
※Lightroomのようなシャドウのメーターや、露出のメーター、トーンカーブを使った場合だとアンダーで撮った場合でもさほど画質の向上は見られないというか、むしろ画質が劣化します。

正確には画質的(ノイズが少ない、シャープネスが正しく出ている)で言うとユニフォームライトを使えば両方とも差がなく、色と言う概念で言った場合はシャドウで撮ったほうが人間の目に近い階調が表現出来ます。

どういう場合に結局アンダーで撮ればいい?

なかなか撮影回数をこなしていないと判断出来ないアンダーで撮る場合、適正露出で撮る場合、ですが個人的な見解をまとめてみました。

  1. 沢山のデータをすぐに誰かに渡す必要がある場合>適正露出
  2. じっくり仕上げて1枚の作品を作りたい場合>アンダー
  3. 現像がめんどい>適正露出
  4. ある程度のクオリティがあればかまわない>適正露出
  5. 細かい描写があって、画面上で光と影の描写が細かい>アンダー

とかでしょうか、シャドウ部分はカメラによって復元出来る幅は違いますが、白飛びよりも復元出来る事が多いので基本は適正露出、状況に応じてアンダーと言った感じでしょうか?ハイキーは理由が明確出ない限り使いません。

簡単に高画質で撮ることについてまとめてみました。